オレンジ色

雑談とか日常思ったこととか

簡単なことほど、難しく考えたい。

 

最近、「人間失格」を読み直してる。

あの小説、というか自著というか、思考の片鱗というか、

人間の愚かしさを眺めている第一の手記が心に刺さる。

 

周囲にいる人間というのはバカばかり。

笑わせようと思って馬鹿な真似をしたら笑うし、

尊敬を集めることと軽蔑を集めることの紙一重さを感じている。

 

見せかけだけで、なんとでも感情が揺れるのが「人間」なんだろう。

だからこその、「人間失格」という表題。

 

人間の本能というか、人間らしさという部分は、総じて感情に帰結する。

感情から離れるに従って、人間から失格していく。

それでも、表面上の感情めいたものに、自分が踊らされていく。

本当の感情を感じることなく、見せかけの感情が人生を覆う。

 

その見せかけを本心だと信じられた瞬間に、人間らしさが戻るんだろう。

 

現実は見せかけだらけ。

その中でも、本物を探し求めて、より本物らしいものと出会う。

そして、本物らしいものに尊敬し、また欠陥を発見して、

本物さを信じられなくなって、失望する。

望みを失う。

 

俺はまだ、望みを失ってない、バカになる自分を許容できないバカだけれど。

まだ、それでいいと思ってる。

 

最終的に孤独しか残らなくても。