文科省のお粗末な思考
今朝、このニュースを見て愕然としました。
誰か偉い人が、仕事の効率性とか考えず「とにかくメールはダメだ!紙にしろ!」
と、リーダーシップを発揮した笑 からこその迅速対応なんでしょう笑
メールで極秘情報なんてたくさんやり取りされていて、
メールの誤送信はどこの企業にもついて回る問題です。
省内の人事情報を省内全員に送信してしまったのが今回ですが、
外部の人間に送られず、機密情報は省内では守られているのに、
なぜYahooのトップニュースにまでなるのでしょうか?
他の企業で人事部がそんなことをしでかしても、特にニュースにはならないでしょう。
むしろ、一斉送信メールで失敗したから、メールは禁止する!
という対応のほうが、よっぽどの仰天ニュースです。
紙にするメリットは、仮に情報が洩れても、証拠が残りにくいことでしょう。
メールはばれてしまいますが、紙は仮にコピーを持っていても、シュレッダーできますし。証拠隠蔽主義になるのでしょうかね?
デメリットは、効率の悪さに加えて、証拠が残らずに情報が洩れるリスクが上がることです。
特に、効率の悪さはすごいです。例えば30人に情報を共有する場合、
紙を30人に別々に渡さなければいけないのですから。
学校じゃないんだから、みんなが揃ってるときにプリントを配ります、みたいにはいきませんよね。。
今回の件の、具体的な対策案としては、メールシステムの改修が一番良いと思います。
・メールの送信ボタンを押した後に、宛先を再度確認するポップアップを出す
・内部のメーリングリストの名前欄の後に、約何人に送られるか表示する
などの対応が考えられます。
一つ目は実際にやっている企業も多いですね。
それでも誤送信が起きる可能性がある!と言われればそれまでですが、
あとは人の教育でなんとかするしかないでしょう。
実際に、一般的な企業ではそうしてますし。
仕事の効率性を無視した今回の文科省の対応は、
まさに、「お役所仕事」の典型だと感じました。
リスクを本質的に減らすものじゃなく、「証拠がより残りにくい方法」
を採択しただけだと思います。
こんなアホな対応は放っておいて、
エラーが起こりにくいようシステム改修してもらいたいものです。