協力すれば、より大きな成果が生まれやすい
まとめ
1人でなんでもできたとしても、
大勢で協力したほうがいい場合も多い。
1人とがった方向ほうが良い場合もあるけれど、
より多様なアウトプットができる。
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なんでも知ってる人になりたい。
なんでもできる人になりたい。
それが優秀な人間の証。
高校生時や大学入学当初、僕はそんなふうに考えていました。
いつか俺は優秀な社長になって多くの部下を「率いて」いくんだと。
今となっては、なんて浅はかで具体性のない夢だったんだろう、と思います。
でも、当時は本気でした。
だから、大企業やベンチャー企業の社長の考え方を学ぼうと思って、
いろんな社長の本を読みあさりました。
一例ですが、以下の方々の本を読みました。
稲盛和夫(京セラ、JAL)、ルイス・ガースナー(IBM、Carlyle)
藤田晋(サイバーエージェント)、山田昭男(未来工業)、南場智子(DeNA)
リチャード・ブランソン(ヴァージン・グループ)
読んだはいいものの、どの社長も
「人が最も大事だ」
と言っていて、僕は困惑しました。
社長って、一番自分が優秀だって思ってるんじゃなかったんだ?
どの本にも、いかに自分が優秀な戦略を立てていったかじゃなくて、
戦略を優秀な社員に実践させたかを語っているように感じました。
戦略が優秀なんじゃなくて、人が優秀なんだと。
僕は、ずっと腑に落ちない思いを抱いていました。
企業って戦略が一番重要で、社長によってほとんど成果は決まるんじゃないのか?
という思いでいっぱいでした。
でも、ついこの間、
「なるほど!人が重要ってそういうことか!」
と思ったことがありました。
「アカペラのライブをやるから来てくれ!」
と友達から頼まれたので、はじめて音楽のライブにいってみたんです。
アカペラって、楽器も使わずにどんなライブやるんだろう?と興味本位でしたが、
一言、「・・・すげぇ!!!」って思いました。
5人程度のグループで、
それぞれが、ベース、メロディ、サブメロディ、ボーカル(言葉が正しいかはわかりません)
といった役割を別々にこなして、ひとつの音楽を組み上げていく。
誰一人欠けても、完成形には程遠い音楽になる。
1人が突出しても上手くいかない。調和こそが音楽のルール。
ソロパートとかもあるのですが、
メンバーがバッチリ合ってる時が、一番ノリノリだったように感じました。
これが、「協力」だ!!!
とようやく気が付きました。
1人、ボーカルだけでは、アカペラは上手くできません。
僕はボーカルしか見てなかったけれど、
役割をそれぞれが担うことでようやく全体が完成する場合のほうが、
この世の中多いんだと気が付きました。
だから人間は企業を作って、たくさんの人と一緒に働いてるんでしょう。
現在、とがった人間の養成が必要だ、個性が重要だ、
といった教育理念が多いように感じます。
でも、誰ひとりとして協力者がいないような個性は害悪です。
単に個性を尊重するのではなくて、
協力する人が次々でてくる個性こそが本当に求められているものだと感じます。
なんでも1人でやろうとして上手くいかないときには、
この教訓を思い出したいと思います。
今日の教訓はいかがだったでしょうか?
それではまた!
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