オレンジ色

雑談とか日常思ったこととか

虚無感を通じ合いたい

通じ合うことで感情が満たされるのならば、

空虚感・虚無感でさえも、通じ合えばその穴が埋まっていくんだろうか。

 

逆説的に、通じあっていないからこそ、

虚無感を感じるのかもしれない。

 

自分が信じたことなんて、所詮はまやかしで消えていく。

何事も信じないほうが、自分が傷つかずにすむ。

 

やがて、何事も信じないことが普通の状態になる。

裏切りがあっても、まぁそんなもんか、と開き直る。

感情が起伏しなくなる。

 

楽しそうな空気にあてられて、楽しそうに振る舞うことはあるけれど、

本当の楽しさは、噛み締められない。

 

例外や嘘で塗り固められた世界だとは思うけれど、

そもそも自分が生きていること自体が、

世界にとっての例外だともいえる。

 

自分が生まれる前にも世界は存在したし、

自分が死んだあとにも世界は存在し続ける。

 

自分が生きてる今こそが、世界にとっての例外で、

俺にとっての普通。

世界の通常は自分のいない世界で、それは自分にとって空虚でしかない。

 

世界が空虚で満たされている。

でも、例外的に自分が生まれて、生きている。

 

だから自分は、世界の空虚さに毒されて、

空虚さを感じずにはいられなくなる。

 

360度が暗闇の中で、

例外的にひとつ、生きる輝きを持っているのが自分。

 

自分だけじゃ、一つの光点でしかなくて、

自分の周りは暗闇だけ。

 

別の光点を見つけてそばによると、光が見える。

その輝きも、自分と同じく世界の例外として、

いずれ世界から排他されるものだけれど、

それでも今、その光を感じるのは嘘じゃない。

 

たいていの人間関係では、他人の輝きなんか見えないし、

暗闇のなかになにか動いてるものがいる感覚だ。

光は持っていない。

相手にとっては自分も輝いていないんだろう。

 

ちょっと手をかけたら、ローブが脱げて輝く人もいるのかもしれない。

そんな期待をして人と接しては、どこに手をかけたらいいのかわからなくて、

諦める。

 

暗闇の中で相手の輝きを発見したい。

そして、自分の輝きに気づいてほしい。

 

詩的で、虚無的で、空虚な時間。

現実はそんなもんだ。

 

理想を崇めては、現実に失望する。

なにをやってるんだ俺は・・・