成長するって、具体的にどういうこと?
まとめ
「成長する」とは、「自分の行動が良い方向に変化すること」である。
成長は
情報の受け取り方(Input)の変化と、
受け取った情報の扱い方(Output)の変化の掛け算。
Inputの質、Outputの質、両方を獲得してこそ、
成長が加速する。
しかし、多くの人は足し算だと思って片手落ちの人が多い。
成長のためにはInputとOutputのうち、
苦手な方を意識したら良い。得意な方は勝手に身につく。
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「成長したい!」
って、社会人初年度とか若手のとき、
よく言いますよねー。僕もかつて、
「成長して、自社の利益に貢献できる人材になります!」
みたいなことを言っていました。
そしたら上司は、「おう、がんばれよ。」
といった感じで、まぁ悪い気はしていないのでしょう。
でも、成長って、具体的にどういうことでしょうか。
僕は当時、わかりませんでしたし、誰も教えてくれませんでした。
知識がすごいこと?
いろいろな経験談を語れるようになること?
人を動かせる権力を持つこと?
どれもそれなりに成長している気がしますが、
それって仕事を効果的にこなせるようになっただけであって、
人間として成長してる感じがしなかったんですよね。
でも、コンサルタントとしていろんな職場を見てきて、
最近になってようやく一つ答えを得たので、それを共有します。
成長とは
「自分の行動が変化すること」
だと考えます。
今の行動をずっと続けて、たとえ出世したとしても、
それは成長とは言えません。
自分自身の成長は、行動の変化に現れるのです。
行動を変化させるには、
Inputの質と、Outputの質が向上することが必要です。
どんな状況でも人間の行動は、
情報を得て(Input)、対応することで生じます(Output)。
例えば、尿意を脳が発したら、トイレにいきますよね。
メールがきたら、返信を考えるし、
ミーティングがあれば、何を話すか考えて話します。
つまり、自分の行動は、InputとOutputによって規定されるのです。
Inputの質を高めるとは、
情報の受け取り方を学ぶことです。
無意味に思って無視していたものに、
意味を見出して意味を与えるようになること。
これはInputの向上の一つです。
単に触れる情報を変えるのではなく、
情報を受け取った際の自分の思考を深めるのです。
思考を深めるように、様々な勉強が必要になるのです。
Outputとは、
自分の行動で、何か成果を生み出すことです。
会議で話してプロジェクトを動かす、でも良いですし、
レポートを仕上げる、でも良いです。
言葉でも物でも、自分の影響のもとで作り上げることです。
では、Outputの質を高めるにはどうすればよいか、
というと、
これはスポーツと同じで、練習あるのみだと思います。
例えば野球をうまくなろうと思って、バットの振り方を成長させたいとすると、
Inputは、プロのフォームを研究して脚の位置、腰の使い方、腕の角度などを学びます。
そして、Outputでは、実際に素振りで振ってみます。
でも、Inputで学んだ通りには、すぐにはできません。
だから、何度も何度も修正しながら、
バットを振るんです。
スポーツならわかりやすいのに、
いざ仕事になったら、Outputの練習が軽視されているように感じます。
あるいは、口先だけでInputをおろそかになっているパターンもたまにいますが。
僕自身はOutputが苦手なので、
このブログもOutputの練習(本番でもあるけれど)だと思って、
言葉を自分で生み出しています。
InputとOutput、どちらかに偏ってしまったら、
成長速度が鈍くなってしまいます。
だから、今まで重視していなかったほうを、
少し気にして日々過ごしてみればいかがでしょうか。
それではまた。