何を言うかじゃなく、誰が言うかが重要
本日のまとめ
世の中、何を言うかではなく、
発言を補完する行動がより重視される。
だからこそ、普段の行動こそが、発言力に影響する。
「お前が言うな!」って思われた時点でおわり。
普段から言動一致していたら、発言力が高まる。
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「世の中、誰が言ったとかじゃなくて、何を言うかだろう?!」
あるべきはそのとおりです。発言の価値は内容で測られるべきだと思います。
でも、発言内容にかからず、「誰が言ったか」がいつの時代も重視されています。
なぜなら、誰かが正しそうなことを言ったとして、受け止め方は、
受け入れる時:「あなたが言うんだから正しいんだろう!」
受け入れない時:「正論かもしれないけどてめぇが言うな!」
悩む時:「いいこと言ってるように聞こえるけど、あんた誰??」
の3パターンだからです。
例えば、働き方に対する次の発言、どう思いますか?
「根性に逃げるな
労働時間なんてどうでもいい。
価値のあるアウトプットが生まれればいいのだ。
たとえ1日に5分しか働いていなくても、
合意した以上のアウトプットをスケジュールどおりに、
あるいはそれより前に生み出せていれば何の問題もない。」
(※出典は後述)
この発言を、例えば解決できない難題を部下に放り投げて、
自分は定時に帰るような上司から投げかけられたら、
僕ならブチ切れそうになります。
「てめぇがスケジュールどおりに質のあるアウトプットを出せてるのは、
いったい誰のおかげだと思ってやがる?!」
と思うでしょう。
そして、結局この教訓は働き方に生かされないまま、
「ありがたきお言葉。実戦向きじゃないですが。」
と斜に構えて流してしまうでしょう。
実はこの言葉の出典は、ヤフー㈱のCSO(チーフストラテジーオフィサー)の安宅和人さんという方の本です。
コンサルファームの最高峰のMcKinseyにて10年以上勤務されて、
今でも日本のインターネットメディアという変化の激しい環境で
ストラテジーのチーフをされている方です。
このような経歴を得るためには、本質的な成果を継続的に上げてきたに違いないです。
発言元を明らかにした上で、もう一度、先ほどの発言を見てみてください。
・・・・・説得力が違いませんか?
まだ説得力が足りなければ、それは僕の表現力の問題です。
この本は本当に良い本なので是非ご一読を。
話は戻って、
「誰が発言するか」
によって、あなたが受けとる影響は違うことは、
体験頂きました。
それと同様に、あなたの発言を聞く人も、
その人が持つあなたへの評価に従って発言を聞くのです。
だからこそ、普段の言動・行動に注意が必要なのです。
しっかりしている、って思われる行動を常にしていたら、
「この人はちゃんとしてるから、正確な発言をするんだろうな」
と思われる可能性が高いです。
もっと気をつけなければいけないのは、
人間、「良い」評価はしにくく、「悪い」は強烈に覚えているということです。
「悪い」印象を持っている場合には、発言の重みはなくなります。
むしろ、マイナスの重みをもってしまうこともあるでしょう。
「てめぇが言うな!!!」
と思われたら、コミュニケーションは終わりなんです。
だからこそ、いっときの発言内容に注力するのではなく、
普段からの行動で、発言力を高めるしかないと思うわけです。
ではでは、今日はここまでとします。
それではまた!